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98NoteでADSLルーター

98NoteでADSLルーターを作りました。
マシンはPC9821Nd、OSはDebian GNU Linuxです。
CPUはi486SX33MHz、HD340MBで、PCMCIAスロットが2つあります。 NICはLaneed LD-CDSを使いました。
 
 
Debianのインストール
 
OSをDebian GNU Linuxにするのはパッケージ管理がしっかりしているからです。 ルーターマシンは常にインターネットに接続しているため、ソフトにバグがあるとそれを利用してクラッカーに攻撃されてしまいます。 Debianならバグが発見されたソフトをアップデートしたりするのが非常に簡単で、パッケージを常に最新の状態に保つことができます。
インストールはNFS経由で行いました。
Debianのサイトから、driver-1.bin、rescue.bin、root.binをダウンロードしてそれぞれフロッピーにddしておきます。 pc9800ceとpc9800peがありますが、ceはC-Bus ethernet用、peはPCI-Bus ethernet用とのことで、9821NdではPCMCIAのNICを使うことになると思うのでこれはどちらでもよいようです。 私はceの方を使ってみました。
作成したrescueフロッピーから起動して、指示に従ってフロッピーを入れかえます。 LANカードを認識させるところで、/etc/pcmcia/config.optsに使用するNIC用の設定を追加しないといけないかもしれません。
ここでさっそく問題が発生しました。 カードが認識されないのです。
カードを認識する時の「ピポ」が聞こえないので、cardmgrモジュールが読み込まれていないことがわかりました。 そこで、Alt+F2でシェルに降りて、/lib/modulesを見てみると、2.2.16と2.2.16-pc9800ceの2つのディレクトリがありました。 PCMCIA関係のモジュールは2.2.16-pc9800ceの方にしかないようなので、これを2.2.16の中にコピーして再度挑戦すると、今度は無事認識されました。
あとはネットワーク関係の設定をして、インストールするだけです。 無事インストールすることができました。
インストール後にネットワークの設定を変えるときは、/etc/pcmcia/network.optsを書きかえればよいようです。
 
 
カーネルの再構築
 
もともとDebianに入っている98のカーネルには、IP Masqueradeのサポートが含まれていません。 仕方がないのでDebianのカーネルソースのパッケージをインストールして、さらにLinux98プロジェクトのサイトから98用のパッチをダウンロードしてきました。 それからようやく再構築の作業。ルーターとして使うには、少なくとも以下のオプションにyesと答える必要があります。
* Prompt for development and/or incomplete code/drivers
* Enable loadable module support
* Networking support
* Network firewalls
* TCP/IP networking
* IP: forwarding/gatewaying
* IP: firewalling
* IP: masquerading
以下のオプションは必須ではありませんが、状況によっては必要です。詳しくは、Linux IP Masquerade mini Howtoを参照してください。
* IP: ipportfw masq support
* IP: ipautofw masquerade support
* IP: ICMP masquerading
* IP: always defragment
* Dummy net driver support
* IP: ip fwmark masq-forwarding support
コンパイルには数時間かかりました。できれば、他のマシンでコンパイルしたほうがよいでしょう。
 
 
ネットワークカードの追加
 
ネットワークカードは全く同じものを2枚用意していたので問題なく認識されました。 PCMCIAのLANカードの設定は/etc/pcmcia/network.optsでするようなのでそれを適当に書き換えます。 私の環境では
card "Laneed LD-CDS Network Card"
        version "Laneed", "LD-CDS", "2.0"
        bind "pcnet_cs"
を追加しました。
 
 
フレッツADSLツールのインストール
 
NTTからもらったツールを解凍して、コンパイルします。 エラーがでたらどうしようかとびくびくしてたんですがちゃんとうまくいきました。 で、あとはpppdの設定とか、ファイアーウォール用のipchainsの設定とかをして、サーバーの設定は完成です。 この辺の設定は、友人のサイトに詳しいです。
 
 
クライアントのMTUの設定
 
普通のethernetのMTUが1500であるのに対し、PPPOEのMTUは1454です。 そのため、一部のパスMTU発見をサポートしていないウェブサイトが見られないという現象が起こります。 これを回避するため、クライアント側でMTUを1454に設定してあげないといけません。 これが必要になるのは、ADSLで直接つながったダイヤルアップサーバーそのものではなく、そこからぶら下がっているクライアントたちです。 うちでは、Laser5 Linuxでは/etc/rc.localに、"/sbin/ifcongig eth0 mtu 1454"の一文を加え、Windowsのほうはレジストリを少々いじりました。 いじるべき内容については、WindowsでMTUを変更する方法を参照してください。
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