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Cyrixで静音Linuxマシン

ViaからSamuel2コアのCPUが発売されたので、それを使って静音マシンを作ることにしました。 CPUはSamuel2のコアのCyrixIII 700MHz、OSはLinux、筐体はAopenのH300A、マザーボードはSamuel2正式対応のEpox EP-3VWM2です。 ハードディスクはいたって普通のIBM DTLA305040で、それだけでは面白くないのでスマートドライブを使ってみました。
 
 
組立て
 
筐体がブック型のH300Aなので、前回のDuronマシンと比べるとだいぶ作業領域は狭いです。 さて、組み立てていて気付いたことは、H300Aの5インチベイは側面からネジで止めることができないことです。底面からしか止められないのです。 底面にネジ穴のないスマートドライブにとっては致命的でした。 が、数回試行錯誤した結果、スマートドライブなしではうるさくてやってられないということで、結局スマートドライブは固定せずにケースないに置くだけの状態にしました。 この方法では、スマートドライブの各面が筐体に密着しないため、熱の放散がうまく行かないのではという点が不安になりますが、とりあえずということで、これで試してみることにしました。
 
 
Linuxのインストール
 
今まではDuronマシンでLaser5 Linuxを使っていたのですが、最近何かと話題のVineを使ってみたいと常々思っていたので、Vineを試してみることにしました。 Linux Magazineの5月号か6月号あたりにCyrixではVine2.1.5が動かないということが書いてあったので、本当はaptに正式対応している2.1.5がよかったのですが、とりあえず2.1を試してみることにしました。 が、Xの設定のところまできて、どうしてもうまく設定できませんでした。 グラフィックのチップは自動認識されるのですが、そのままではうまく行かなかったので、とりあえずTridentのドライバを全て試してみたのですが、ダメでした。 このときはコンソールのみで使う覚悟をしましたが、ダメもとでLaser5 Linux6.4をインストールしてみると、なんとXの設定がデフォルトのままでうまく行きました。 チップはTrident Microsystems: Cyber Blade /i1と認識されました。 そんなわけで、結局またLaser5を使うことになってしまいました。 ちなみに、インストールは一時的にCD-ROMを付けてそこから行いましたが、インストール作業の終了後CD-ROMははずしてしまいました。
 
 
カーネルの再構築
 
カーネルの2.4.5以降ではなんとSamuel2用の最適化コードを指定できるのです。 そこで今回は2.4.5を使いました。Processor familyでCyrixIII/C3を選択して、その他の設定もだいぶスリム化して再構築。 起動は少し速くなったようですが、NICが認識されなくなりました。 rtl8139.oが見つからないとのことです。 そこで、/lib/modules/2.4.5/をのぞいてみると、確かにrtl8139.oはなく、かわりに8139too.oというそれらしいモジュールがあります。 カーネル2.4ではモジュールの名前が違うのですね。 で、/etc/modules.confを書き換えて解決しました。 そのほかにも、ALSAはカーネルの再構築をすると再コンパイルが必要になるので、こちらもソースをダウンロードしてコンパイルしなおしました。
 
 
ファンレス化
 
CPUはリテールパッケージを買ったので、クーラーが付属していました。 ちなみに箱からもCPUの見た目からもSamuel2らしいところは見あたらず、わずかにコアに700AMHzと書いてあるのでSamuel2と確認できるくらいです。 静音化を目指すに当たって、CPUファンの騒音はかなり大きいので、これをどうにかしなければなりません。そこで、かねてから計画していたファンレス化を目指すことにし、ちょっと大きめのヒートシンクを買ってきました。 それを付けてさっそくファンレスで動かしてみました。普通に問題なく動いています。 今までDuronを使っていたときから考えると、ファンレスなど夢のまた夢・・・。Cyrixはすごいです。 最初は不安だったので動作周波数を500MHzに落としたりしてましたが、700MHzで普通に動くので今は700MHzで使ってます。 部屋の気温は30度をこえてたりしますがCPUは38度くらいで元気です。
 
 
L2 Cacheの設定
 
なぜかL2 Cacheが16388KBと表示されます。そんなにあったらうれしいですが、本当は64KBのはずなので、どこかで認識を間違っているものと思われます。そこで、カーネルのソースを見てみました。L2 Cacheを認識している部分はarch/i386/kernel/setup.cにあります。自動認識のプログラムを変えるのは大変そうなのでとりあえず無理矢理l2sizeを64にしてしまいました。それで再構築して、再起動すると、当たり前ですがL2 Cacheは64KBと表示されました。しかし特に体感スピードには変化は無いのであまり意味は無いのかもしれません。
 
 
グラフィックカードの追加
 
オンボードのグラフィックは、Trident Cyber Blade 8400のようですが、ドライバのせいか非常にパフォーマンスが悪かったので、グラフィックカードを追加することにしました。 しかし、H300Aは小型のケースで、PCIがロープロファイルのものしか挿さりません。 Low Profile PCIのグラフィックカードというと、なかなか少ないのですね。 今回は、たまたま友人の持っていたATI XPERT 98がロープロファイルでも使えそうだということで、それを借りることにしました。 自動認識では、XFree86_Mach64が必要だと言われたので、Laser5のサイトからRPMパッケージをダウンロードしてインストールしました。 オンボードグラフィックではXサーバーにXF86_SVGAを使っていたので、/usr/X11R6/bin/XはXF86_SVGAへのリンクになっています。 これをXF86_Mach64へのリンクにしてstartxすると、無事起動に成功しました。 しかし、どういうわけかDepthが32ビットだと画面の一部が滝が流れたようにうねうねするので、Depthは16で使っています。 それ以外に使用上の問題点は特に無いのですが、Xconfiguratorを使うとオンボードのグラフィックの方が認識されてしまって、しかもご丁寧に/usr/X11R6/bin/XのリンクもXFree86_SVGAへと書き換えられてしまいます。 なんとかオンボードグラフィックを使えないようにしたいのですが、現段階ではそれには成功していません。 いずれにしてもグラフィック自体はかなり快適になりました。
 
 
XFree86 4.1へのアップグレード
 
XFree86 4.1.0のインストールに挑戦することにしました。 XFree86のミラーサイトからバイナリパッケージをダウンロードしてきてインストールします。 インストール用のスクリプトがあるのでただ質問に答えていくだけで簡単にインストールできました。 /etc/X11/XF86Config-4を用意して、startxで起動するところまで行きましたが、マウスカーソルの表示がおかしいのです。 形がおかしいだけならまだいいのですが、時々見えなくなります。 プロトコルがおかしいのかと思いいろいろ試してみましたが、変化はありませんでした。 いろいろ調査した結果、問題は以下の部分にあることがわかりました。
Section "Device"
	Identifier "Trident CyberBlade (generic)"
	Driver "trident"
	BoardName "Unknown"
	VideoRam 8192
EndSection
一見問題なさそうなのですが、実は、VideoRam 8192の行が問題のようです。BIOSではVideoRamは8192KBと表示されること、XFree86 3.3.6ではうまくいっていたことを考えると納得いかないのですが、これをコメントアウトして、カーソルはちゃんと表示されるようになりました。
こうしてXのバージョン4が無事動くようになりました。 ドライバが違うせいか、オンボードのCyber Blade /i1でもスクロールはかなりスムーズです。 2Dアプリだけならほとんどストレスを感じなくなりました。
 
 
電源の静音化
 
さて、静音化に関して、最後の難関はやはり電源でしょう。 H300Aの電源はどうもキンキン高い音がするのが気になります。 どうもこの音は電源後部の金網による風切り音のようなので、この金網を切ってはずしてみました。 すると、それまでのキンキン音は嘘のようになくなりました。 それだけでも十分静かになったので、電源ファンの交換は今回は見送ることにしました。 室温は32度、筐体内の温度は40度前後で動いています。 他に比べるものがないのですが、少なくともPlayStation2よりはかなり静かです。
 
 
新しいグラフィックカード
 
Canopus SPECTRA Light T32 PCIを入手しました。 おそらくLow Profile PCIで使用可能なものとしては最高級のカードではないかと思います。 チップはnVIDIA RIVA TNT2 Proを使用しています。 せっかく入手したのはよいのですが、Canopusの提供しているドライバはX 4.0以上でないと使えないようです。 とりあえずもともと入っているドライバを使用しています。XサーバーはXF86_SVGAです。
 
 
その後
 
その後の経過です。
Cyrixで静音マシン Part2
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